2016/2/4

病気について
淡水魚の病気


☆病気を知る
飼育していると、突然病気が発生することがあります。
代表的なものとしては、白点病、尾腐れ病、水カビ病があります。
寄生虫としては、チョウとイカリムシが代表的なものです。
この他にもたくさんありますが、実際に飼育している魚が罹る病気としては、このようなものでしょう。
治療の前に、まず必要なのは、病気に関する資料です。本やネットで調べるのもよいでしょう。
飼育している魚が、どの病気に罹ったかを的確に判断しなければなりません。
私が参考にしているのは
「知っておきたい魚の病気と治療」 薄い本なので、参考程度に。
「THE MANUAL OF FISH HEALTH」 テトラで出している英語版です。とても詳しく載っています。
 
  ☆病気の原因
どのような原因で、水槽内に病原菌が入ったかを調べる必要があります。
@水質の悪化によるもの。
A買ってきた魚、あるいは、野生の魚を入れたため。
B活餌が原因と考えられるもの。
 
  ☆治療
@初心者が間違えやすいのは、水質が悪化したために魚体の表面が荒れたり、粘液が多く分泌している場合です。これは病気ではありません。なので、薬を入れても治療にはなりません。
すぐに水を換え、砂利も全部洗えば治ります。
魚の種類によって、どの程度の水質の悪化で症状が出るかは変わってきます。
上流に棲む種類では、水質検査キットで調べても数値が出る前に調子を崩すものも多くいます。
水質悪化に気付かずそのまま放置すると、確実に死亡しますので、毎日注意深く観察してください。
餌を食べなくなる、水槽の奥でじっとしている等の症状がでます。
 
A外から持ち込む魚は、必ず隔離して薬浴させる。
これだけでほぼ病気の侵入は防げます。
不幸にも入ってしまった場合、薬を使用します。
早期発見、早期に投薬すれば確実に治療できます。
発見が遅れると、投薬しても手遅れになることもあります。
薬に弱い魚種もいます。小型のナマズ類は危険なので、塩を使います。
エビ等、甲殻類は薬に弱いので移してください。
薬によっては、水草が枯れることがあります。
日本製の薬はあまり効かないため、アメリカ製の薬を数種類使用しています。
具体的な名前は挙げませんが、とても効くので重宝しています。
A剤 主に白点病、水カビ病やその他の病気 
B剤 主に水カビ病 A剤と混ぜて使用するとさらに強力です。
C剤 主に出目病、松かさ病 
 
Bイトメは最も危険です。稚魚が全滅したこともあり、今は使用していません。
ミジンコは毎年採集して与えていますが、特に問題は起きていません。
もちろん、水が汚くない水田で採集しています。
餌用の魚は、一時隔離して薬浴させると安心です。
チョウやイカリムシは、市販の薬は使わずにピンセットで取り除いてください。
 
◎病気が発生してから薬を買いに行くのでは、手遅れになります。
一通りの薬は常に用意しておきましょう。
 
 

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